多様化する医療従事者の転職と背景事情の変化

医師たちの転職行動において、転職に踏み切る事情や職場を探す手段、転職先の選択などのパターンが多様化してきています。
転職に至る背景事情の変化として大きいのが、医療業界における病床再編です。
病院は今、都道府県がすすめる地域医療構想の中で自院の病床が高度急性期、急性期、回復期、慢性期のいずれの機能を担うのか選択をせまられている現状です。
それに伴い自らの志向する働き方と勤務先の方向性が合わないと感じた人々が転職に動き始めています。
さらに、新専門医制度に関連して勤務先では更新基準を満たせない人が転職、あるいは研修プログラムの指導医を確保する動きからヘッドハンティングによる転職など背景事情が異なってきています。
専門医資格を失うことはアイデンティティの喪失と考える人も多く、医療機関以外に勤務、あるいは勤務しながらも専門分野とは異なる領域の診療に従事している医師が更新基準を満たすための転職に踏み切るケースが増えてきているのが実情です。